カナダグース(CANADA GOOSE)

カナダグースについて
「あったかカッコいい」カジュアルダウンの大本命カナダグースは、極寒の地であるカナダ・トロントで1957年に創業したアウトドアブランド。
 
エベレスト登山家などプロも愛用するほど防寒機能は十分。そのヘビーデューティーでハードなルックスは、ボーイスカジュアルとの相性抜群です。
カナダグースの人気ダウン&コート

お尻まで隠れるミディアム丈がポイントのダウンジャケット。カナダグースで1番人気があるモデルで、防寒性抜群ながらスッキリとスマートに着こなせるのが人気の理由。

オンザゴー 偽物

リアルなコヨーテファーは取り外しができ、カジュアルにもエレガントにも着こなせます。

長めの着丈とウエストをシェイプした細身シルエットのダウン。カナダグースの中で最も女性らしいモデルで、ワンピやスカートなどのフェミニンスタイルにも好相性。

カナダグース全部に言えることですが、日本人女性の体型と日本の気候に合わせ、ダウンの分量も調整されているのが嬉しいですね。

メンズっぽい形が印象的な短め丈ショートダウン。流行のMA-1感覚で着こなしてみたり、ボーイッシュに決めるのもアリです。

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こんなキーケースが人気です

パリのエスプリ、シャネルが描いた世界観に酔いしれる高級キーケース。
シャネルはモードの巨匠と呼ばれた「ココシャネル」が創業したフランス・パリ生まれの高級ブランド。
「古い価値観にとらわれない女性像」をポリシーに常に斬新なスタイルと幅広い分野への挑戦を続けており、現在では革小物・バッグ・香水・ジュエリーなど女性のライフスタイルでシャネルを見かけない日はありません。

【マトラッセ】
きめ細かなステッチキルティングと、曲線で描く優美なシルエットが印象的な「マトラッセ」のキーケース。
シャネルの中では1番メジャーなもので、愛用している方も多いです。

【カンボンライン】
キルティングの本体にシャネルロゴを大胆にあしらったのがカンボンライン。ロゴは黒エナメルと白レザーの2種類あります。

【ロゴ】
最高級ラインの革「キャビアスキン」に大きなココマークを施したキーケース。スタイルを格上げするほど高級感にあふれています。

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グッチでおすすめのバッグ—グッチ(GUCCI)

ハイセンスなラグジュアリーバッグ
高級皮革職人である「グッチオ・グッチ」が創立したことがグッチのはじまり。その高品質かつセンスのあるデザインは、かのオードリー・ヘップバーンやエリザベステイラーもこよなく愛用していたほど。

その人気と実力の高さから一躍有名となり、現在はバッグ・時計・ジュエリーまで展開する”世界を代表する高級ブランド”の1つへと登り詰めました。

グッチの定番スタイル【GGキャンバス】はグッチのモノグラム柄が施された人気シリーズ。軽くて丈夫、しかもお手入れも比較的簡単な代表作です。

このシリーズを象徴するインターロッキングGがアクセントになっている【ソーホー】のバッグ。高級感あふれる軽量のグレインレザーを素材に使った、シンプルでいてエレガントな存在感があります。

上質なイタリアンレザー素材を洗練されたデザインで仕上げた【スウィング】のバッグ。耐久性のある革なので、デイリーに活躍する大人のレザーバッグとして人気の高い商品です。

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40代女性に人気のバッグ_ロンシャン

程よくトレンドを取り入れた「手が届くラグジュアリー」として世界中の女性に愛されています。
ハイブランドよりも手頃でプレミアム感もちゃんとある。そんな所が魅力の「ロンシャン」は、40代・50代に愛用されることが多い”大人のための”バッグブランド。
 
どのバッグも機能的で使いやすく、素材も豊富でナイロン・本革・クロコ革 etc…。デイリー・通勤・旅行など色んなシーンで使われているオールマイティな存在です。母・奥さんへのバッグプレゼントでも話題になりやすく、贈り物としても喜ばれます

プラダバッグコピー

【ル・プリアージュ】
レザーフラップやハンドルと超軽量ナイロンを組み合わせたロンシャンを代表するバッグ。
軽くて持ち歩きやすくて容量も十分。カラバリも10色以上揃っているのも◎

【ル フローネ】
1975年の発売からずっと愛され続けるロングセラー。しやなかで頑丈なグレインレザーを贅沢に使った”オトナ”のバッグ。
日常使い・通勤・お出かけなどシーンを選らばないのでプレゼントにもアリです。

【オノレ 404】
スクエア型のシンプルでスッキリとしたフォルムが特徴のこちらは、特に主婦やママさんから支持が高いバッグ。持つだけでリュクスな印象を与えてくれそうですね。

【シャネル マトラッセ】プロが教えるシャネルのチェーンバッグ「マトラッセ」の選び方

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■ シャネルマトラッセシリーズとは?

マトラッセの特徴

シャネルの代表的なチェーンバッグに「マトラッセシリーズ」があります。
今ではバッグのみならず、アクセサリーや時計でも同じデザインが用いられています。

マトラッセとはフランス語で、
「袋詰めされた」 「ふっくらとして膨らんだ」
といった状態を意味する言葉です。

菱形状の縫製を施すことで、糸に囲まれた革素材が盛り上がって見え、言葉が表わす通りのふっくらとした表面になっています。

■ 素材で選ぶマトラッセチェーンショルダー

現在ではさまざまな素材で展開されるマトラッセシリーズ。
その代表的な素材を紹介します。

羊革素材(ラムスキン)

発売当初から現在に至るまで用いられている代表的な素材です。

【特徴】
① 羊革の特徴である弾むような質感
② 高級感を引き立たせる艶のある光沢感

牛革素材(キャビアスキン)

型押しされた牛革素材、通称”キャビアスキン”です。

【特徴】
① キャビアのような照りがある光沢感
② 細かく凹凸がある型押し
③ 羊革と比べ、固く張りがある質感

ツイード素材

シャネルにおいては、ジャケットなどにも用いられる毛織物素材。
もともとは、イギリスのツイード川を発祥とした素材と言われています。

【特徴】
① 異なる色同士の糸による、多彩なデザインパターン
② 使うたびに柔らかくなる、まるで革素材の様な素材感

キャンバス素材

コレクションアイテムで用いられる素材です。
カラーバリエーションが豊富な為、より自分のイメージに合ったバッグを見つけることができます。

【特徴】
① 軽量感のある素材で、カジュアルファッションにもピッタリ
② 革素材と比較して、国内定価・リユースでの流通価格は半額程度と、購入価格が抑えられる

ワニ革素材(エキゾチックレザー)

希少なワニ革素材を用いたマトラッセ。左右対称に並んだ綺麗なウロコが用いられています。
現在でも国内定価が300万以上するといわれる高級品です。

【特徴】
① 1点モノとよばれる希少な革を用いた特別なアイテム。
② 生産数がごくわずかで入手が非常に困難。

■ カラーで選ぶマトラッセチェーンショルダー

マトラッセの人気カラー


さまざまな素材が展開されるマトラッセですが、人気カラーはやはりブラック。
シャネルの魅力であるエレガントさを際立たせてくれます。

他にもシャネルのテーマカラーである、レッド、ホワイト、ブラウンも人気です。

■ ヴィンテージと現行マトラッセの違い

ヴィンテージマトラッセと呼ばれる20年ほど前に製造されたマトラッセは、現行品と比べても構造に大きな違いはありません。
しかし、以下の2つの違いが上げられます。

① 現行品と比べて、革質がふっくらしていない
② 真鍮金具のコーティングにおいて、現行品と比べてイエロートーンが強い

▼現行品の写真となり、ヴィンテージはこちらよりイエロートーンが強いです

▼現行品の写真となり、ヴィンテージはこちらより革の膨らみが少ないです

細かい違いはありますが、リユースアイテムの流通相場は、10年程度前の年式のアイテムと比べると半分以下になっている事があるので、使用感が少ないヴィンテージマトラッセはオススメです。

ガチャガチャカプセルからコーヒー豆!? 遊び心も味わいも満点なセルフカフェを体験

都内屈指の絶景スポットで知られる六本木ヒルズ展望台。その「東京シティビュー」一角に、デザイナーの佐藤オオキ率いるネンド(NENDO)がプロデュースした日本初のコンセプトカフェ「ガチャガチャコーヒー(GACHA GACHA COFFEE)」が10月4日オープンした。その名の通り、ワンコイン(500円)でガチャガチャから出てきたコーヒー豆をグラインドからドリップまでセルフで楽しめるという、遊び心満載のコーヒーショップを実際に体験、レポートする。

大手コーヒーチェーン店の仕事を請け負うことも多いという佐藤氏は、コーヒー店全体が抱える人手不足問題をデザインで課題解決できないか考えていたという。「コーヒーショップのスタッフは日々の業務に加え、覚えるべきことが山積み。美味しいコーヒーを提供するにはどうしても時間も要してしまうので、それがストレスに感じられるお客さまがいることも事実。お客さまにもスタッフにも心地よい時間を過ごしてもらうにはどうしたらいいか考えた結果、思いついたのがガチャガチャ。子どものころに感じたワクワク感を大人のカフェに生かせるのではないかと思った」と佐藤氏。懇意にしていた丸山珈琲に提案してみたところ、そのユニークなアイデアに賛同を得て監修が決まり、プロジェクトが動き出した。

「ガチャガチャコーヒー」のステップは下記の通りだ。

コーヒー豆をワンコイン購入気分で選べる5種+希少豆!
コーヒー豆は全6種類。マットブラックとコッパーカラーの組み合わせが目を惹く。ガチャガチャには01~05の数字がナンバリングされ、気分や好みに応じてコーヒー豆を選べる。「?」のマークの入ったマシンには希少性の高いシークレットの豆が入る。豆の特徴は、苦味・酸味・香り・ボディの各項目を5段階評価で表示。コーヒー初心者であっても、自分好みのローストを選べるよう、スムーズに誘導してもらえるのが嬉しい。

ピーチ、オレンジ、グレープの風味、華やかでジューシーな味わい。

アップル、ブラウンシュガー、アーモンドの風味。バランスの良い味わい。

ダークチョコレート、ダークチェリーの風味。きめ細やかな質感。

ダークチョコレート、ブラックベリーの風味。重厚感のある味わいと長い余韻。

ダークチョコレート、アーモンドの風味。バランスの良い味わい。

好みの豆が入ったカプセルを手に入れたら、次はコーヒーを挽く作業に。挽いた豆はグラインドカウンターの下にセットされたドリッパーに直接落ちていくのでとてもスムーズ。挽き終わりは取り出し口のライトがサインとなり知らせてくれる。

すっきり派?深煎り派?抽出方法も選べる
抽出方法は2種類から選べ、本格的な味わいを楽しめる
ドリッパーごと取り出したら、グラインドカウンターの後ろに配置されたドリップカウンターへ。豆が入っているドリッパーを定位置にセットし、カップをフィルターの下に置けば準備完了。手元にあるタッチパネルで、軽くすっきりとした味わいに仕上がる「エクスプレス」と、甘みとコクの奥深い味わいが楽しめる「リッチ」の2種類から抽出方法が選べる。抽出時間は「エクスプレス」なら1分30秒、「リッチ」でも3分。コーヒーの香りに包まれ、待つ時間も楽しい。そして完成したコーヒーはもちろん挽き立て、淹れたてで、思わず「美味しい」と声が漏れるほどの、本格的な味わいだ。

アナログ感と分かりやすさを両立する店舗デザイン
デザインコンセプトとして、「アナログ感を大事にしつつも、間違えてしまうことがないよう、誰にも伝わりやすい表現を心がけた」という佐藤氏。その言葉通り、初めてでも全ての過程はスムーズに進み、おいしいコーヒーと共に心地よい高揚感も味わうことができた。「今日体験した方から、『自分でコーヒーを淹れる過程で、気持ちが整っていく感じがした』と早速嬉しい感想をいただいた。新たなコーヒー体験を提供できたら」と語った。

アナログ感を大事にしつつも、間違えてしまうことがないよう、誰にも伝わりやすい表現を心がけたという佐藤オオキ氏
最高のクオリティーのコーヒーを、セルフのイメージを覆すユニークなアプローチで提供するコンセプトショップ「ガチャガチャコーヒー」。コーヒー豆から入れる楽しさと、本格派の味わいの両方を手軽に味わえて、ビギナーからコーヒー通まで楽しめる新しいシステムだと感じた。「東京シティビュー」で11月中旬まで開催した後、どう展開するかは未定だというが、引く手あまたになりそうな予感だ。

松屋銀座本店で「フィンランドフェア」開催 「ムーミンバレーパーク」も出張出店

松屋銀座本店は、フィンランドのライフスタイルを発信するイベント「フィンランドフェア」を6月11日まで8階イベントスクエアで開催している。日本とフィンランドの外交関係樹立100周年の公式イベントで、フィンランド大使館との共催となる。現地のカジュアルなイートインをイメージした飲食コーナーと物販・食物販コーナーを設け、30の食ブランド、10のライフスタイルブランドを集積する。7階リビングフロアの一部でもフィンランドのブランドを打ち出す。

飲食コーナーでは、映画「かもめ食堂」の舞台として知られるヘルシンキのレストラン「ラヴィントラかもめ」が監修したシナモンロール(400円)のほか、フィンランドの王道料理であるミートボールとトナカイソーセージ、マッシュポテトを一皿で味わえる“フィンランドプレート”(1250円)、首都ヘルシンキで人気のスープ専門店「クルマ(KULMA)」のサーモンスープ(775円)などを提供する。

物販・食物販コーナーには、フィンランドを代表するキャラクター、ムーミンの世界感に触れられる「ムーミンバレーパーク」と北欧の生活をテーマにしたショッピングモール「メッツァビレッジ」で構成する商業施設「メッツァ」(埼玉・飯能)が出張出店。バッグブランド「ゴッラ(GOLLA)」「ルミ(LUMI)」、テキスタイルブランド「フィンレイソン(FINLAYSON)」などの雑貨と、1891年創業の国民的菓子ブランド「ファッツェル(FAZER)」のチョコレートや、フィンランドの南西に位置するフイッティネンの農場を拠点とする「フィニッシュ・プラント(FINNISH PLANT)」のジャムなどを用意する。また「ムーミンバレーパーク」でスタッフが着用するコスチュームも展示し、同施設の世界観を発信する。

イベントを担当する川井八重・販売促進チーム専任係長は、「北欧と聞くと冬を想像する人も多いが、フィンランドが最も活気づく季節は夏。夏場にイートインでビールを飲むリアルな市民の生活を感じてもらうため、カジュアルなイートインコーナーを用意した」と語る。

ヘア業界のキーパーソンに聞く これからのサロン経営

トータルビューティサロン「ウカ」のブランディングを担当している渡邉弘幸・副社長に、自身が考える経営哲学やこれからのサロンの在り方について取材した。サロンワーカーとは違った視点での考えは必読だ

「ウカ」のコンセプトは“うれしいことが世界でいちばん多いお店”。お客さまが喜んでくれることは何かを、スタッフ自らが考えて提案できる人材育成が大切だと考えている。特に「ウカ」がターゲットとしているのは、「忙しくて、めんどくさがりで、よくばりな女性」で、要求されるレベルは高い。それに応えるために、ブランドとして総合的なレベルを高めていく必要がある。現場にいる技術者が一番よくわかっているが、それを体系化していくのが得意ではない人も多い。サロンワークと同時に経営のことを考えて実行していくのは大変難しい。「ウカ」の持っている技術や接客などの価値をブランディングして、体系化していくのが僕の役割だと考えている。

お客さまに支持されるのは、美容師やネイリストの枠を超えて、その人がキレイになれるようにプロデュースできる人。いわば美容家的な存在。「ウカ」でも何人かそういうスタッフはいるが、今後はさらにその人数を増やしていくことが必要だ。そのためにも社内大学の導入など、従来のサロンとは違った教育制度を導入している。

技術者と経営者を分けている点が大きい。お客さまが何を求めているかは、現場にいる技術者が一番よく分かっているが、それを体系化していくのが得意ではない人も多い。サロンワークと同時に経営のことを考えて実行していくのは大変難しい。「ウカ」の持っている技術や接客などの価値をブランディングして、体系化していくのが僕の役割だと考えている。

多くの人が言っているが、日本の美容業界は育成に多くの時間を割いている。アシスタント期間はいわば投資期間で、スタイリストになって面貸しサロンに移られるのはサロンにとって大きな損失。海外だと面貸しサロンが一般的だと言う人もいるが、育成にかける時間が全然違い、同じように考えるのは短絡的なことだと思う。

持続性、継続性がブランディングにつながるので、スタッフが長く働きたいと思える組織作りが大切。スタッフが長く働くことで、ブランドに深みが出る。将来的には「ウカ」が永続的なサロンとして、多くのサロンの目標となれるように取り組んでいきたい。

PVCバッグの「ナナナナ」大ヒットで300倍成長のワケ

「ナナナナ(NANA-NANA)」は、2018年のPVCバッグのブームと共に急成長を遂げたブランドの1つだ。同ブランドが17年12月に販売を開始したペーパーサイズのバッグ“Aシリーズ”が、シンプルながら存在感のあるデザインと6000円~という手ごろな価格で20~40代の女性を中心に人気を博している。特に18年の4月に新色のアイテムを出して以降、売り上げが大きくアップ。月によってはオンラインサイトで2000万円ちかくを売り上げ、卸先でも前年比で300倍以上の成長をみせた店舗もあるという。そんな同ブランドの成長を「柔道で言うところの“合わせ技一本”」と語る運営会社ミッドタウンプロジェクトの竹之内久人・社長と共にブランドの意外な過去や成長の軌跡を探る。

現在は「ナナナナ」の運営の他、ロサンゼルスの香水ブランド「オリス パヒューマリー(ORRIS PERFUMERY)」の輸入販売など、主に小物や雑貨を手掛けている。

2006年に会社を設立した際は、メンズやウィメンズなどのブランドも運営していたが、うまくいかなかった。今は2007年にスタートした「ナナナナ」のみを残している。

もともとは大きなハート型のリングなどを販売するアクセサリーブランドとして始めた。当時はセレクトショップのグレイト(GR8)ががっつりと取り扱ってくれていた。そんな中でBIGBANGのG-DRAGONが購入して身に付けてくれたことでブランドの認知度が一気に上がり、「フェノメノン(PHENOMENON)」やマドモアゼル・ユリア、イラストレーターのChocomooといった、普段から親交のあるブランドやヒトとコラボレーションを重ねて成長した。

ブランドとして成長はできたが、アクセサリーは労力に対しての実売に見合わないと判断し、4、5年前から“NOT A MUSIC PLAYER”と名付けたiPhoneケースの販売にシフトした。取り扱うのはケース1型のみで、仲の良いブランドやアーティストとのコラボブランドとして運営していた。その後パリで展示会をすることになり、17年12月から奥出貴之洋をデザイナーに迎えてオリジナルアイテムの型数を増やしていく中でPVCバッグが誕生した。

“ナイトオフィス”をテーマに据え、“東京の夜のオフィス感”を表現しようしたときにPVC素材が最適だと考えた。決してブームだから、といった安易な理由で出したわけではない。値段だけ見ると安易に見えるかもしれないが(笑)。

商品の企画は絶対条件だが、後は周りの力のおかげで、柔道で言うところの“合わせ技一本”。ミッドタウンプロジェクトの社員は自分を含め2人だけと非常に少ないが、PRや営業など、外部で関わってくれている知人・友人たちの協力の積み重ねだ。コラボブランド時代から現在まで、変わらずファミリーで仕事をしている感覚に近い。

インフルエンサーの友人たちがアイテムをSNSに上げ、広めてくれた。特に意図していたわけではないが、インフルエンサーもフォロワーは数千人でも、エンゲージメント率が高い人が身の回りに多かったことで、商品の実売につながった。

日本は約20店舗、海外は約50店舗と海外の方が多い。海外事業はロサンゼルス(LA)に別会社のライキインターナショナルを立ち上げ、重点的に強化してきた。他にもイタリアの友人たちから成る営業チームなど、各地で助けてくれる人たちがいるが、自分あてに直接連絡が来ることも多々ある。特に18年の4月にバッグの新色を出してから、「取り扱いたい」「コラボしたい」という連絡が一気に増えた。

現状はそうだが、これからは少し違ったこともする。もともとライキインターナショナルを設立したのは、「雪椿」という後輩が作っているブランド米のビジネスをLAでもやれないかという話をしたことがきっかけだ。企業名のライキ(RIKE)も“RICE(米)”と“LIKE(好き)”を組み合わせた造語。今後は「雪椿」を作ったおにぎり屋をLAにオープンする。

もちろん喜ばしいことだが、一過性のブームで終わらないよう、ブレずに商品の企画力を高めていくことが重要だ。コラボも引き続き行っていく予定だが、ただ売れるからという理由だけでコラボをするとブランドイメージが低下する恐れもあるため、相手は慎重に選んでいる。逆にネームバリューがなくても、ブランディング上必要だと感じればこちらからコラボをお願いすることもある。まだ今は言えないが、19年にはアッと驚くような企画も用意しているので楽しみにしていて欲しい。

“科学的根拠を示す”オーガニックが目指すものとは?

今年3月、2006年に誕生したニュージーランド発オーガニックスキンケアブランドの「アンティポティーズ(ANTIPODES)」が日本に初上陸した。マッシュビューティーラボが運営するナチュラル・オーガニック化粧品のセレクトショップ、コスメキッチン(COSME KITCHEN)で先行販売しており、今夏以降は百貨店やバラエティーショップの化粧品売り場での展開も視野に入れる。

「アンティポディース」は主力製品を含む多くの製品が、厳格な基準を持つバイオ・グロ(BioGro)のオーガニック認証を取得している。ニュージーランドのクリーンな自然環境で育ったスーパーフードなど自然由来原料を使用しながら、コラーゲンやエラスチンの産生と肌の抗酸化活動をサポートする独自処方の製品など、エイジングケアに特化したブランドだ。製品開発も行うエリザベス・バーバリッチ(Elizabeth Barbalich)創設者に、ブランドの成り立ちと目指すところを聞いた。

オーガニック化粧品のブランドを立ち上げたきっかけは?

エリザベス・バーバリッチ「アンティポディース」創設者(以下、バーバリッチ):もともと大学で生物学を専攻し、その後アメリカ系の企業に勤めてテクノロジーやバイオの分野で仕事をしていた。子どもが3人生まれて、子育てをしながら、安心安全なものを選ぶようになった。初めは食べ物、そして洗剤など家庭で使うものを替え、化粧品も切り替えるようになった。敏感肌で超乾燥肌なので自分の肌に合うナチュラルでオーガニックな製品を探したけど、自分がいいと思うものには巡り合えなかった。

オーガニック化粧品では珍しいと思うが、エイジングケアに特化した理由は?

「アンティポディース」を立ち上げた13年前、もちろんナチュラル・オーガニックのいい製品はたくさんあったが、百貨店で売っている効果・効能をうたうプレステージブランドを使っている人たちにとって、ナチュラル志向で切り替えることはあっても、同じレベルの効果を実感してスイッチしようと思えるものがなかった。だから、市場に需要があると考えた。

そうした“効果を実感”できるオーガニック化粧品を作るプロセスで難しかったことは?

原料メーカーの人と話すと「この原料にはこういう効果がある」と言われる。確かに点で見たらそうかも知れないが、何種類もの原料を使って最終製品として試験管の中でテストすると、原料同士の相性の問題で何も結果が表れないことも多かった。エイジングケアの製品は人の線維芽細胞でテストを行っており、そのテストで最終処方が効果実感できないものだったら市場に出すことはない。自分たちの納得できるものができるまで、2年以上かかることもある。

キーとなる原料は、ニュージーランド産のもの?

製品によるが80~100%程度がニュージーランド産、一部をオーストラリア産の原料を使用している。例えばマカダミアナッツはオメガ脂肪酸が多く、ホホバオイルは人の肌に一番近いといわれている。これらはさまざまな製品に配合しているが、オーストラリア産のものだ。それらを除けばニュージーランド産が多い。

製品開発も自身が行っている?

今でも製品開発は仕事上の大きな割合を占めている。私は理系のバックグラウンドを持っているし、製品開発はリスクが伴うものなので、リスクを伴った決断をすることができる人とできない人では出来上がる製品も変わってくる。

20カ国で展開しているが、海外進出はどう進めたか?

最初の3年は本国のニュージーランドに集中した。ニュージーランドの原料を使ったブランドに対して地元の人に誇りを持ってほしかったので、しっかりと国内での認知度を高めていった。その次にイギリスに進出した。ロンドンはコンパクトな都市で、マーケットとしてどの店に展開すれば認知度が上がるのかがシンプルで分かりやすい。一例として、ロンドンのホールフーズマーケット(WHOLE FOODS MARKET)に卸している。次に進出したオーストラリアは国土が広く、都市と都市の間に距離がある。全体的にリテールのマーケットではディスカウントしていないと買わないという土地柄なので、商売としては厳しい面もある。その次は香港に進出し100店舗ほどに置いている。ドラッグストアのワトソンズを中心に展開しており、ワトソンズの中でもビューティに特化した店舗に入っている。中国ではECサイト「Tモール」にも出店している。韓国では新世界、ロッテといったハイエンドな百貨店に置いており、そのほかシンガポール、日本、マレーシア、台湾でも展開している。ブランド認知を確立するのには時間がかかるので、しっかり投資をして、ブランドが長く愛されるような環境や市場を重視している。

売り上げのシェアが高いのは?

イギリスやフランス、そして中国の「Tモール」のボリュームが大きい。

成長率は?

年平均の成長率は約30~40%。もともとの規模が小さいので、中国のビジネスが決まったりすると伸び率は大きくなる。来年は20%を少し超えるぐらいに落ち着くと思うが、2ケタ成長は継続している。ファミリービジネスのわりには規模は大きくなっている。昔はキウイシードオイルを作るにしても1回で5000個ほどの生産だったが、今は8万個を作るキャパシティーがある。

どういったマーケットでの認知拡大、シェア拡大を目指している?

新しいマーケットに取り組むときに、私たちの製品のよさをきちんと理解してくれるバイヤーにたどり着けるかどうかを重視している。イギリスでホールフーズマーケットに入りそのチェーン展開に乗るのは簡単だが、そこから先に広げていくときに、例えばイギリスで人気のコスメショップ「スペースNK(SPACE.NK)」にはすごい数のブランドがある。その中で棚を取るためにはすごく時間がかかる。私たちが目指しているのはニッチなところで、差別化もできていると思うので、自分たちのお客さんがいるところに少しずつ広げていきたい。

オーガニック化粧品の使用期限は平均的なところで2年くらいが多いが、けれど日本のバイヤーは3年以上でないと扱いたがらない。そこは科学的なチャレンジだと思っている。効果実感の面でいい処方でも実際のテクスチャーがよくなかったり、保存料を入れずにいいテクスチャーを目指すと、なかなか使用期限を2年以上に伸ばすのは難しかったりといった課題がある。でも「アンティポディース」には2億円を投じた設備を持つ。例えば最先端のドイツの撹拌機を使うなどして、最良のテクスチャーと自然な保存料を両立させながら4年間もたせられる製品もある。われわれが使っているドイツ製の撹拌機はウオーターベースのもので、水や植物由来のエキスを撹拌して混ぜるとき、すなわち乳化するときに空気を抜いてバキューム状態で結合させる。そうすることで国際基準による使用期限が3年から4年に伸びた。高性能の撹拌機を使わないと分離してしまう。私たちの目指すオーガニック化粧品は、自然の力にサイエンスとテクノロジーが伴ってこそ実現できることだ。

日本では17製品でのスタートだが、本国ではどうか?

全部で50製品くらいがある。ボディーやリップスティックで約10SKUほどある。プライスは戦略的にかなり安く抑えている。

内外価格差としては?

本国比で125~140%のものが多く、ハンドクリームは日本のほうが安い。後発ブランドなので、まずは手に取ってもらって「いいな」と思ってもらうことが狙い。手頃で、なおかつ価格に対してきちっと結果がでることを実感してほしい。「チア&キウイシード ライトフェイスオイル」はキウイの香りのライトなオイル。30mLで3000円台と、ファーストオイルとしては理想的なのではないか。「ディバイン アボカド&ローズヒップ フェイスオイル」はアボカドオイルとローズヒップオイルが入っていて、30mLで3000円台なのは魅力的だと思う。

日本市場に対して期待することは?

日本はボリュームのある市場ではないけど、洗練された消費者がいるので、長くこの市場にいたいと思う。ブランドとして「日本で認められている」ということが、他の市場に対して意味を持つ。目の肥えた消費者に、ブランドを認知してもらい、自分たちの製品を気に入ってもらいたい。

モルガンがギャップの株を格下げ 株価は5.79%減

米投資銀行JPモルガン(J.P. MORGAN)は18日朝、ギャップ(GAP)の株価を“アンダーウエート”に格下げし、2019年12月の予想株価を30ドル(約3360円)から24ドル(約2688円)へと下方修正した。これを受け、株式市場の開始と同時にギャップの株価が下がり、同日の終値は前日比5.79%減の25.56ドル(約2863円)だった。またJPモルガンは同社の19年度の1株当たりの利益(EPS)予想を2.38ドル(約267円)に下げた。

 JPモルガンはこの要因として、「ギャップの流行を予測する能力や、売上総利益率を改善する価格力、好調なマクロ経済における売り上げ伸長の見込み」などの低さを挙げている。

 また19年にマクロ経済の勢いが弱まれば、ギャップの既存店売上高の低迷がさらなる不安材料になるという。市場が堅調な現時点でも、18年度の同社の既存店売上高は17年度と比較すると2.5%下がっている。

 他にも米中関税摩擦や、在庫整理のための過剰な販促活動、かさむ輸送費、店舗従業員の低い賃金など懸念される点を挙げている。ギャップの米国の最低賃金は15年から変わらず時給10ドル(約1100円)だが、競合他社のウォルマート(WALMART)、ターゲット(TARGET)、アマゾン(AMAZON)などは賃上げを進めており、各社は米国での最低賃金を時給11~15ドル(約1200~1600円)にしている。ギャップにとってはクリスマス商戦時の短期雇用者の確保も難しくなるだろう。

 唯一の望みは、「オールドネイビー(OLD NAVY)」だ。JPモルガンも同ブランドについては「優良ブランドだ」とコメントしている。

アメアパが「アメリカンハウスパーティー」をテーマにした一夜限

「アメリカンアパレル(AMERICAN APPAREL)」は9月6日、「ヴォーグ・ジャパン(VOGUE JAPAN)」(コンデナスト・ジャパン)が主催するショッピングイベント「ヴォーグ・ファッションズ・ナイト・アウト(VOGUE FASHION’S NIGHT OUT 2014)でパーティーを開催する。

コンセプトは「アメリカンハウスパーティー」。ミニプールを設置した店内で、DJのTikiniやLicaxxxらがパフォーマンスを行なうほか、テーブルゲームのビアポンを用意し、”アメリカの学生が開くパーティー”の雰囲気を演出する。フィンガーフードに、東京・広尾のフライドポテト屋「アンド・ザ・フリット(AND THE FRIET)」フレンチフライやシナモンロール専門店「シナボン(CINNABON)」のシナモンロールを用意。ドリンクにはバカルディ ジャパンのリキュールを使用したカクテル2種とレッドブルを提供する。また、先着600人にスペシャルギフトをプレゼントする。

プレミアムジーンズの「セブン フォー オール マンカインド」に新グローバル・クリエイティブ・ディレクター

「セブン フォー オール マンカインド(SEVEN FOR ALL MANKIND以下、セブン)」が、グローバル・クリエイティブ・ディレクターにサイモン・スパー(Simon Spurr)を任命した。同ブランドを傘下に持つイスラエルが拠点のデルタ・ガリル・インダストリーズ(DELTA GALIL INDUSTRIES、以下デルタ)は、「セブン」の新たな成長戦略として主力製品であるプレミアムジーンズのアップデートや新カテゴリーでのライセンス事業への参入および出店、南米やアジアなど国外市場の拡大を打ち出しており、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」などでメンズデザイナーを務めてきた同氏の就任はその流れに沿った動きだ。

ティム・バクスター(Tim Baxter)=デルタ プレミアムブランズ担当最高経営責任者(CEO)は、「サイモンは大手ブランドで豊富な経験を積んでいることに加えて、自身のブランドを設立するなど起業家精神にも富んでいる。当社のカルチャーにぴったりの人材だと思う。ブランドをグローバルに成長させていくにあたり、彼のようなバックグラウンドを持っていることは非常に重要だ」とコメントした。

スパー=グローバル・クリエイティブ・ディレクターはイギリス人で、20年近くニューヨークに在住。前述のブランドの他にも、「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」のメンズウエアのクリエイティブ・コンサルタントや、イタリアのメンズブランド「イザイア(ISAIA)」のヤング向けライン「エイドス(EIDOS)」のクリエイティブ・ディレクターを務めている。「僕の経歴を見るとブランドのデザイナーだという印象を受けると思うが、キャリアの初期には『カルバン・クライン ジーンズ(CALVIN KLEIN JEANS)』で働いていたこともあるし、自分のブランドを立ち上げた際にはデニムも発表している。黒ジーンズを毎日はいているし、ジーンズの経験は十分にある」と語る。なお、同氏は「エイドス」をもう1シーズン手掛けた後で完全に離れるという。

「セブン」の売り上げの85%はデニムが占めており、残りの15%がニット、シャツやカットソー、アウター製品などとなる。バクスターCEOは「デニム以外の製品は限定的で、ほとんどが自社店舗とECサイトで販売されている」と説明する。同ブランドは、米国内に25店舗と29のアウトレットがある他、欧州に14店舗と8のアウトレットがある。

スパー=グローバル・クリエイティブ・ディレクターは、「デニムが『セブン』の主力であり、今後もそれが変わることはないが、現在の手頃な価格帯にさらにデザイン性を盛り込んだコレクションを発表してもいいかもしれない」と語った。20年春夏が初コレクションとなるが、「スピード感を重視しているので、サイモンの影響はそれ以前にも表れるだろう」とバクスターCEOはつけ加えた。

「ミュウミュウ」がエムエムパリスとコラボ 新ロゴのバッグなど発売

「ミュウミュウ(MIU MIU)」は、 パリのデザインユニット、エムエムパリス(M/M Paris)とコラボレーションした新ライン“エミューティコン(eMIUticons)”を発売した。

発売を記念し、「ミュウミュウ」青山店でカクテルパーティーを開き、エムエムパリスのミカエル・アムザラグ(Michael Amzalag)
とマティアス・オグスティニアック(Mathias Augustyniak)も来店。来場者限定でTシャツ購入者にエムエムパリスのオリジナルモチーフの10パターンの中から1モチーフをマティアス・オグスティ二アックが実際にペインティングのサービスを行なった。

エムエムパリスは、「ミュウミュウ」の2018-19年秋冬コレクションに続き、2019年春夏コレクションでもショー会場でインスタレーションを行なうなどコラボレーションを継続。19年春夏には彼らがデザインをしたロゴ使いのアイテムも登場している。

“エミューティコン”は、エムエムパリスがデザインしたポップなロゴをジャカードで全面にあしらったトートバッグやハンドバッグのほか、アクセサリーやTシャツなどがそろう。

ロンドンで開催中の「クリスチャン・ディオール」展 その中身とキュレーターの想い

ヴィクトリア&アルバート博物館(以下、V&A)で展覧会「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ(Christian Dior : Designer of Dreams)」が開催中だ。英国ではこれまでで最大の「クリスチャン・ディオール」展であり、同美術館にとっては2015年のアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)の展覧会「Savage Beauty」以来の大規模なファッション展となる。今回の展覧会は昨年パリの装飾芸術美術館で開催された、70万人を超える人が詰めかけて大成功を収めた回顧展がベースとなり、V&Aのキュレーター、オリオール・カレン(Oriole Cullen)によって再編集された内容だ。合計約500点の展示品のうち60%が新たに加えられたもので、パリでの回顧展からは内容を一新し、英国とムッシュ・ディオールとの関係性に焦点を当てている。大好評につき7月14日までだった会期が9月1日まで延長されることも決まった。

開幕から数日後の2月中旬に訪れると、すでに入場を待つ人が30m近い列をなす盛況ぶりだ。テーマに沿った11のギャラリーは、ムッシュ・ディオールによって描かれたスケッチ画の展示「Christian Dior」から始まる。そして1947年のディオールの最初のコレクションをフィーチャーした「The New Look」、47~57年ムッシュ・ディオール草創期のコレクションを追った「The Dior Line」と続く。

4つ目のギャラリーが今回の目玉といえる「Dior in Britain」だ。ここでは「クリスチャン ディオール」が英国の顧客のためにデザインした数々のドレスや英国でのショーで発表した作品が展示されている。中央には、ロンドン博物館が収蔵する故マーガレット妃が21歳の誕生日に着用したドレスが展示され、左側の壁にはそれを着用した巨大ポートレートも飾られている。カレンによると、ムッシュ・ディオールは顧客のために英国のカントリーハウスで非公式のファッションショーを何度か開催したという事実が、同展のためのリサーチによって明らかになったそう。王室やセレブリティのみではなく、英国の多くの女性から愛し愛された関係なのだと分かる。「故郷をのぞいて、生活様式をこれほどまでに好んでいるのは英国だけ。英国人に非常に似合うツイードの洋服だけでなく、彼らがゲインズバラの時代から身に付けている、決して真似することのできない絶妙な色彩と流れるように美しいドレスを、心から愛している」というムッシュ・ディオールの言葉も紹介されていた。先日発表された「ディオール」の2019-20年秋冬コレクションは50年代の英国女性から着想を得たとあって、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=クリエイティブ・ディレクターはこのギャラリーの展示からインスパイアされたのだろうと想像した。

続いて、創設から現在までの歴史的なドレスを展示するギャラリー「Historicism」へと移る。宮殿の中にいるようなセットの中には、19世紀ヴィクトリア朝時代の装飾を愛していたというムッシュ・ディオールの作品と、その後にクリエイティブ・ディレクターとして継承したデザイナーらによる、豪華なヴィクトリア朝のドレスが並ぶ。次のギャラリー「Travels」では、世界の国や文化から着想を得た数々のドレスが展示されている。メキシコ、スペイン、インド、中国、日本など各国の伝統衣装や独自技術を「クリスチャン ディオール」が再解釈したドレスの美しさは、国境も時代をも超越したきらびやかな魅力を放つ。植物をこよなく愛していたムッシュ・ディオールに捧げるかのように、ギャラリー「The Garden」には天井から植物の装飾が施され、植物からのインスピレーションがデザインに投影されたドレスが並ぶ。

「Designers for Dior」ギャラリーでは、ムッシュ・ディオールの死後ブランドを率いた6人のデザイナーの作品にスポットを当てている。死去するまで創始者自身が活躍したのは10年間と決して長くはないが、その偉大な功績と遺志を継ぐデザイナーやクチュリエによって、さまざまな解釈や時代と呼応して「ディオール」が成長し発展し続けているのだと見て取れるような内容だ。「The Ateliers」では、制作の第1歩となる、白のコットンで作られた試作品が天井までずらりと並ぶ。続く「Diorama」では、帽子や靴、バッグなどの小物からミニチュアのドレス、香水、表紙を飾った雑誌など、通路沿いの壁にしつらえられたガラスケースにぎっしりと展示され、そこを抜けるとクライマックスの「The Ballroom」にたどり着く。天井からのライティングとプロジェクションマッピングによって内部を舞踏会(Ball)のような大広間に見立て、過去70年間に制作されたフォーマルなイブニングドレスで展覧会は締めくくられる。

ムッシュ・ディオールはクチュリエとして活動し始めてわずか10年ほどで亡くなりましたが、その功績は服飾史上においても確固たる位置を占めています。女性のシルエットを再定義し、1947年に登場した“ニュールック”は、第二次世界大戦後に質素な生活を余儀なくされ疲弊していたパリやファッション業界を活性化させました。そんな彼が第二の故郷として愛していた英国で展覧会を開催するのは、私たちにとって意義深いことです」とカレンは語った。「ディオール」の華やかな歴史を紐解くとともに、豊かな遺産や突出した創造性がどのように生み出されてきたのか、その着想源にも触れられる見応えのある華麗な展覧会だ。カレンは「ムッシュ・ディオールがどのように歴史を変えたのか、そして継承するデザイナーやクチュリエの職人技と伝統技術によって『ディオール』がどのように物語を紡ぎ女性に夢を与え続けているのか、理解を深めてもらえれば」と展覧会への想いを語った。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

人と音の巡り会いで今の自分を確立

今、ガールズが憧れる女性は、おしゃれなだけでなく自分スタイルをしっかり持った人。好きなものを上手に発信している、魅力をたっぷり持ったアイコンを取材する連載ページ。今回はDJであり、夏フェスLOVERのモデル中田クルミちゃんの音楽論にフォーカス。

Tシャツ一部店舗限定¥2,900、パンツ¥9,900、スカーフ¥3,900(Gap /ギャップフラッグシップ原宿) 他本人私物

ロゴT が90s ぽくて旬。デニムを合わせたラフなスタイルに、お茶目な小物を合わせた、ノスタルジックなフェススタイル。

Q. クルミちゃんにとって音楽とはどんな存在?
A. 気づいたらそこにあるもの。ご飯と一緒で、聴きたい時に聞きます。だから、何も感情がない時は聴かないの。自分の気分をちゃんと把握して、悲しい時は静かな曲、楽しい時は心地いい曲、怒っている時は、ももクロとかね♡(笑)

Q. 音楽好きになったきっかけは?
A.親が漫画好きということもあり、昔、矢沢あいの『NANA』にハマりました。それでヴィジュアル系が大好きになって、ナイトメアやガゼット、雅のおっかけをしてましたよ。影響されて人と違う格好がしたくて、制服に安全ピン着けたり、ピアスあけたりも。それからDir en greyが好きになり、音の激しさが同じだったからHIGH STANDARTやSID、エルレガーデンなど……と音楽遍歴があります。今は、ゴアトランスにハマり中。

Q. DJ活動をして良かったことは?
A. 自分の好きな曲が大音量でかけられ、音楽が共有できるのが楽しい! DJをすることによってクラブに行く機会が増えて、いろんな友達に会えて恵まれました。ありがたいです。

Q. 音楽以外に興味があることは?
A. お芝居。女優を目指してるので! 映画やドラマというより、人のことを見て勉強してます。あとは、携帯をインカメラにして10分くらい置いて自分を撮ったりしてね。変なクセなどは直します(笑)。

Q. 今ハマっているファッションは?
A. 最近のファッションは、パンクスが気分。時代的にがガーリーな方向性もあるけど、自分がそうなりたいわけじゃない。秋冬もパンクスでいくよ!

モデル、DJ、女優。17歳より『Zipper』の専属モデルとして活動。現在は、CMやアーティストMVへの出演、DJ“CLM”として幅広く活躍。現在は、 女優を目指して奮闘中。

adidas NEO Labelのキャンペーンビデオをジャスティン・ビーバーと作ろう

お騒がせセレブをほしいままにしている、ジャスティン・ビーバー。そのジャスティンの楽曲「Swap it out」を使って、ジャスティンが出演する、adidas NEO Labelのキャンペーンビデオを制作できるチャンスが到来!

3/20(木)AM1:00~4/3(木)AM9:00の期間中に、adidas NEO Labelの『ジャスティン・ビーバー出演SS14プロモーションビデオ』のキャンペーンサイトで作成すれば、誰でも参加できる。まずは、キャンペーンサイトでアカウントを作成してサインイン。サイト上のビデオミキサーで、用意されているムービーをクリック&ドラッグで、オリジナルのムービーを編集! 投稿したら、ギャラリーでほかのユーザーのムービーを見ることもできるよ。

「Swap it out」にプロモーションビデオが存在しないという状況を逆に利用して、ファンの皆さんがクリエイティブになってムービーを作っていける機会をアディダス ネオ レーベルと一緒に作りました。ファンの皆さんがどんなムービーを投稿してくれるのか待ち遠しいです。と、ジャスティン本人もやる気満々!

ジャスティン自らがグランプリを決め、4/4(金)にジャスティンのオフィシャルTwitter上で発表される。ワールドスターと共演できる、最高のチャンスは見逃せない!

2019 HOTEL BLUE 新入荷情報〜

“HOTEL BLUE”からNEW ARRIVALが登場★
スケーターの間では浸透しているでしょうFROM NEW YORKの「HOTEL BLUE(ホテルブルー)」の新作が入荷致しました〜!!
イーストコースト間漂う、スケート映像や商品の数々、ライダーは正式に公表されていないものの気になっている人は多いはず!
少しずつですが私も情報を掴みにいっています!!
今回は新商品のご紹介も兼ねて、HOTEL BLUEについてどーんとお届けしたいと思います★
ABOUT HOTEL BLUE(ホテルブルー)
Hotel Blue team in SF, skating cars and all that. Video: @lurknyc
NEW YORKを中心にストリートスケーターに焦点をあて映像を配信するLURK NYCを手掛ける、フィルマーNICK VON WERSSOWETZが2016年にスタートさせたデッキカンパニーHOTEL BLUE(ホテルブルー)。
ライダーを正式に公表していないなど、まだまだ謎多きブランドといわれていますが、今後の動きが気になる注目のブランドです。また、アパレル商品としての認知度は高く、NEW YORKの洗練されたデザインが、一般の人からも支持を受けています。
ABOUT LURK NYC(ラークニューヨーク)
先ほど紹介したHOTEL BLUEを手掛けるNICK VON WERSSOWETZが主宰する映像プロダクションであり、アパレル展開もするNYCのブランドである。ブランド名の由来は彼のニックネームである”Lurker Nick”から。SONYの名機ビデオカメラ”VX1000”を武器にNEW YORKでビデオ制作活動をし、YOUTUBEで公開されている”NEWYORK TIMES“シリーズが有名。リアルなニューヨーカーを映し出すこちらのシリーズは頻繁に公開されているので随時チェックが必要です!MUST!!
ABOUT NICK VON WERSSOWETZ
映像をメインにプロダクトするLURKNYCとデッキカンパニーとしてスタートさせたHOTEL BLUEの2つをも運営する彼、NICKについて気になるところ。ニュージャージー州出身の彼は現在27歳。私と同い年でびっくり!私も精進します!(泣笑) そんな多忙な生活を送っている彼はサイトの運営やプロモーション、商品のデザインまでも彼がこなしているというスーパーナイスガイであるといいます!
新商品のご紹介♡
NYらしいグラフィティのロゴ。
T-shirts ¥5,616
袖にはホテルブルーの文字。そしてchampion bodyです!
hoodies ¥14,904
deck(size 8.0):¥11,880
ご来店お待ちしております!!!

フェールラーベンの「カンケンバッグ」スウェーデンの山並み&動物を描いたアートモデル登場

スウェーデン発アウトドアブランド「フェールラーベン(FJALLRAVEN)」の人気デイパック「カンケン(Kanken)」から、スウェーデンアーティストによるアートモデルが登場。2019年3月15日(金)に、各カンケン取扱店舗にて発売される。
1978年に誕生した「カンケン」は優れた耐久性や高い機能性、普遍的なデザイン、そして豊富なカラーバリエーションで人気だ。
新作のデザインを手掛けたのは、スウェーデン出身のアーティスト エリック・オーロヴソンとセシリア・ヘイッキラ。子供の頃から2人にとって身近な存在であった「カンケン」にオマージュを捧げて、スウェーデンの自然をイメージした遊び心溢れるデイパックを作成した。
エリックが手掛けたのは、スウェーデンの山並みをイメージしたデザイン。子供の頃に家族とハイキングに出かけた際に経験した、コロコロと変わる山の天候を、レッド、ブルー、イエローといったカラフルな色彩で表現している。またグラフィックデザイナーであるセシリアは、彼女が手掛ける絵本や他の作品同様に、スウェーデンの森に暮らす動物たちを主役にした。
なおサイズは、7リットル容量「カンケン アート ミニ」から、20リットル容量の「カンケン ラップトップ17″」まで全5種類を用意する。
【詳細】
カンケンバッグのアートモデル
発売日:2019年3月15日(金) ※2月15日(金)より、フェールラーベン直営店にて先行発売開始
価格例:
・カンケン アート ミニ 11,000円
サイズ:H29×W20×D13cm
・カンケン アート 12,000円
サイズ:H38×W27×D13cm
・カンケン ラップトップ13″ 15,000円
サイズ:H35×W25×D16cm
・カンケン ラップトップ17″ 17,000円
サイズ:H43×W30×D18cm
【問い合わせ先】
ワイエスインターナショナル(株)