松屋銀座本店は、フィンランドのライフスタイルを発信するイベント「フィンランドフェア」を6月11日まで8階イベントスクエアで開催している。日本とフィンランドの外交関係樹立100周年の公式イベントで、フィンランド大使館との共催となる。現地のカジュアルなイートインをイメージした飲食コーナーと物販・食物販コーナーを設け、30の食ブランド、10のライフスタイルブランドを集積する。7階リビングフロアの一部でもフィンランドのブランドを打ち出す。
飲食コーナーでは、映画「かもめ食堂」の舞台として知られるヘルシンキのレストラン「ラヴィントラかもめ」が監修したシナモンロール(400円)のほか、フィンランドの王道料理であるミートボールとトナカイソーセージ、マッシュポテトを一皿で味わえる“フィンランドプレート”(1250円)、首都ヘルシンキで人気のスープ専門店「クルマ(KULMA)」のサーモンスープ(775円)などを提供する。
物販・食物販コーナーには、フィンランドを代表するキャラクター、ムーミンの世界感に触れられる「ムーミンバレーパーク」と北欧の生活をテーマにしたショッピングモール「メッツァビレッジ」で構成する商業施設「メッツァ」(埼玉・飯能)が出張出店。バッグブランド「ゴッラ(GOLLA)」「ルミ(LUMI)」、テキスタイルブランド「フィンレイソン(FINLAYSON)」などの雑貨と、1891年創業の国民的菓子ブランド「ファッツェル(FAZER)」のチョコレートや、フィンランドの南西に位置するフイッティネンの農場を拠点とする「フィニッシュ・プラント(FINNISH PLANT)」のジャムなどを用意する。また「ムーミンバレーパーク」でスタッフが着用するコスチュームも展示し、同施設の世界観を発信する。
イベントを担当する川井八重・販売促進チーム専任係長は、「北欧と聞くと冬を想像する人も多いが、フィンランドが最も活気づく季節は夏。夏場にイートインでビールを飲むリアルな市民の生活を感じてもらうため、カジュアルなイートインコーナーを用意した」と語る。